史料リスト・史料集、古文書集−家わけ−

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史料名著編者/成立年代/略説明刊行本史料所蔵機関
青方文書五島列島上五島地域に勢力を持った青方家伝来の古文書。1196年(建久7)以降近世に至るまで存在する。このうち中世文書は445通で鎌倉時代の史料は多岐に渡る貴重なもの。『九州史料叢書』『青方文書』長崎県立図書館
阿蘇文書肥後阿蘇神社神主の阿蘇家の伝来文書。また阿蘇に関係のある西巖寺文書、健軍神社文書、満願寺文書を含める場合もある。阿蘇家文書351通、西巖寺文書416通、健軍神社文書1通、満願寺文書16通が『大日本古文書』にまとめて収録されている。中世から近世末に至る史料集だが、多くは写本で原本は焼失しているものが多い。ただ、内容は政治的な史料も多く重要。『大日本古文書』家わけ13阿蘇神社、熊本大学図書館、西巖寺、健軍神社、満願寺
井伊家史料彦根藩主井伊家の伝来している1万数千点の古文書。失われずに残った史料群。特に幕末の史料には当時の諸事件、政策を知る貴重なものが多い。『大日本維新史料』『井伊家史料幕末風聞探索書』彦根市立彦根城博物館
池田家文書(岡山)岡山藩池田家の伝来文書。同藩には鴨方藩、生坂藩も含めた伝来史料「池田家文庫」がある。このなかには古文書・記録類が60837点、和書が22117冊、漢籍が10420冊と、膨大な数が現存し、空襲などの戦災も免れている。史料の種類は豊富で、また古文書だけを見ても様々な内容のものが含まれている。総目録あり。『吉備群書集成』『藩法集1岡山藩』『池田光政日記』『市政提要』『岡山県史』『池田家履歴略記』『撮要録』岡山大学
池田家文書(鳥取)鳥取藩主池田家の伝来文書。総数は約15000点と膨大な量。多くは公日記と藩内の様々な記録類。『鳥取県史』『藩法集2鳥取藩』『藩法集10続鳥取藩』『鳥取藩史』『贈従一位池田慶徳公御伝記』鳥取県立博物館
出雲大社千家(せんげ)家文書出雲大社宮司千家家伝来の文書約280点。鎌倉以降の古文書が中心。日本でも有数の歴史を持つ千家家だが、古代より伝来の史料は1149年の火災で焼失して伝わっていない。『島根県古文書調査総合目録』出雲大社
入来院文書薩摩入来院の領主の伝来文書。文書1帖17巻と清色亀鑑12冊、系図1巻。内容は平安末期から近世に至る。『入来文書The Documents of Iriki』『入来文書』『綾瀬市史』東京大学史料編纂所
上杉家文書米沢藩主上杉家伝来の文書。約1700通。主に4種類に分けられ、中世文書の赤箪笥入「乾」文書983通、両掛入文書130通、精選古案両掛入文書117通と近世文書の赤箪笥入「坤」文書522通からなる。関東管領上杉氏関係と越後守護代長尾氏関係の史料が見られる。改めて表装し保存したのではない、という点では珍しい古文書である。『大日本古文書』家わけ12、『新潟県史』資料編中世米沢市
大友文書豊後大友家旧来の古文書。大友家改易後は筑後藩主立花氏と肥後細川藩士松野氏(大友義統の次男の系譜)に伝来した。鎌倉時代初期から戦国末までのもので、立花伝文書が379通、松野伝文書57通だが、松野文書には散逸しているものがある。『大分県史料』25〜27、『増補訂正編年大友史料』立花家、西寒多神社、常楽寺など
押小路家文書地下官人で太政官大外記および明経博士の家であった押小路家の伝来文書。242部。職務と関係したものが多い。内閣文庫に献納されたときの目録がある。刊本無し。内閣文庫、宮内庁書陵部、京都大学
勧修寺家文書近世までの文書約2200点。関係者の日記が多く、また家柄から天皇の文書、武家の文書も多い(勧修寺家は武家伝奏もついていたものもいる)。分家である甘露寺家の史料も含まれる。『京都大学文学部博物館の古文書』京都大学文学部博物館
勝山小笠原家文書中世信濃守護で近世は勝山藩主の小笠原氏伝来文書。1333年〜1575年までの185通。室町幕府関係の文書が多い。『信濃史料』『新編信濃史料叢書』早雲寺、東京大学史料編纂所
北島家文書出雲大社の千家家とともに存在した北島家の伝来文書。20点は出雲大社に献納されており、306点が北島家に伝わっている。中世以来の史料が残されているほか、この史料を調査した水戸光圀の文書もあるなど歴史学の調査史としても貴重。『出雲国造家文書』北島家、出雲大社
中条文書上杉家臣中条氏の伝来文書。各地に分散し、山形大学蔵、反町家蔵、中条町役場蔵、高橋家蔵が存在する。『越佐史料』、『中条町史』(資料編1・2)、『奥山荘史料集』、『新潟県史』(資料編4)
永弘文書宇佐八幡宮番長職の永弘家文書。宇佐宮領に関する内容に詳しい。家文書だが3380通あまりもある。大分県史料に2552通が所収。『大分県史料』3−6
南紀徳川史堀内信編。廃藩置県に至るまでの紀州徳川家の史料集。1887年(明治20)に着手し、1901年に完成。全173巻。『南紀徳川史』全17冊、総目録1冊、南紀徳川史刊行会。名著出版より復刻。
二階堂文書薩摩南部の領主で薩摩藩家臣二階堂家伝来の文書。鎌倉時代から江戸に至る。二階堂正統家譜文書25巻と二階堂正統系図文書22巻を原本とする。編年別にまとめた「正譜二階堂氏正統家譜」がある。『旧記雑録拾遺』(家わけ1)東京大学史料編纂所
蜷川家文書室町幕府政所代蜷川氏伝来の古文書。幕府関係の公文書の他に武家故実、日記など多数を所収。『大日本古文書』(蜷川家文書)内閣文庫

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